年末年始に感じる孤独の正体を考察する
- 2020.01.02
- 孤独
12月に入りクリスマスソングが流れ始めてから〜正月まで。独り者には風当たりがきつい時期だと思う。ただでさえ寒いってのにやめてくれ。
特に私は年末年始が嫌すぎて、12月30〜1月5日までは人生の修行ってことにしてる。逆にクリスマスは、速度早めの台風だと思って24日の帰宅時間に外に出なければ「あれ?もういっちゃった?」ってな余裕ぷり。
年末年始って、いつもより孤独を感じませんか??
師走の慌ただしさ、家族との時間、仕事納め、掃除、終わる年と始まる年。除夜の鐘。
「年末年始」ならではのこれらによって、やるせないような孤独感を感じてしまう。
孤独を感じる人は多い
年末年始はよりいっそう孤独問題。長年、自分の中でだけ思っていた。普通、お正月って楽しいものじゃないですか?もーいーくつねーるーとーって歌にもなってるくらいだし。
でもつい先日、衝撃的なものを発見してしまう。
これねー、「孤独」という言葉が検索されている比率なんです。比率が爆上がりしている部分、これはまごうことなき、12月30日前後から1月3日前後の年末年始に一致していた。こりゃすんごい発見をしたぞ!とはいえ、休日にこんなものを調べてる自分の今後が心配だ。
何はともあれ、同士がいることがわかって心強い。
年末年始はなぜ孤独を感じる?
私が孤独感を感じる大きな理由がこれ。
自分以外の誰もが、家族や親しい人と楽しく暖かく過ごしている気がする。
テレビをでは日本各地にいるレポーターがおめでとうございます〜。
○○に住む○○さんのお宅に来ています!○○さんは毎年、家族で餅つきをするようです、それでは私も一緒にやらせていただきます!はいぺったんぺったん。なんてね。
街に出ても、行き交う人はみな楽しそうで。日本各地の暖かいコミュニティを、見ないわけにはいかないんですよね。それで他人と比べてしまう。
お祝いごとって、どんなに世間がめでたいめでたい沸いたって、今年も終わるねって、言い合える人が、新年おめでとうって、言い合える人がいないと成立しない。おめでとうと言い合える人がいて初めておめでたい気持ちになれるというもの。
おめでとうと言い合える誰かがいることの意味を、考えずにはいられなくなる。それが年末年始ってやつなのさ。そんな誰かがいる人が羨ましく、いない自分を責めてしまった時もなかったとは言えない。
そんな、濃縮された孤独の中で、仕事もない。となると嫌でも、色々と考えてしまうものです。
はーしんどい。
でもね、これだけつらつらかきはしたものの、大晦日も正月も未来永劫なくなれ!とは思っていない。自分の欲しいものを思い出させてくれる存在だと思ってるんですね、年末年始を。
ここ数年、大人になったなあと思うことのひとつが、羨ましいものを羨ましいと言えること。
「いいねそれ、私も欲しかったんだ。」
って言えるようになれたら、すごく楽になった。
30代社会人の日常もそれなりに忙しくってさ。充実してると思えばいくらでも思えるもので。幸せだといえば幸せになれるもので。それはそれで必要なことなんですが。それをいいことに日常に顔をうずめて、本当に欲しいものを見ないようにしている節もあるんです、私は。
孤独はなくならない。でも、「本当はこうありたかった」自分の根底を見つめ直すタイミングとして、年末年始と付き合ってる次第であります。
いんふぁー
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