孤独の本当のデメリットはこれだと思う
- 2020.03.17
- 孤独
お一人さまなんて言葉も浸透し、ぼっちにとっては生きやすい世の中でありがたい限りでござい、と思う今日この頃ですが。
それでも、それでもだよ。
“孤独”という言葉のネガティブパワーっぷりは、おとろえてないよね。
「そんな生き方も間違ってないよ〜」な風潮がありつつ、こっち方面へ積極的にダイブしたい人は少ないっしょ。
もちろん、1人でも日々をエンジョイされている方、いっぱいいると思う。
でもさ、物心ついた頃、「大人になったら1人ぼっちで生きるんだ」ってキラキラした目で言う子供はいないじゃないですか。
性格や適性、価値観なんかが絡み合って、あえて悪くいえば「なし崩し的に」1人になっちゃいました。もしくは1人の方が楽でした。ってパターンの方が多い。
この孤独の拭えない負のイメージって、なんなんだろう?
誰もがぼんやりと孤独は嫌だな、と感じてるだろうが、
なぜ?
と聞かれたら、なんとなく・・イメージが暗いしーみたいな?皆と一緒の方が楽しいじゃん??的な?結局は実際に押し潰されてみないとわからないし、しょうがないのかな。
何がいけないのか、どんなデメリットがあるのかはっきりせい!ということで、孤独であることのデメリットを真剣に考えてみた。
孤独によるデメリットは人それぞれ??
「孤独 デメリット」でGoogle先生にお伺いしてみると、こんな感じ。
- 困った時に助けてくれる人がいない
- 1人では体験できないこともある
- さみしさや不安を感じる
- 健康に悪い
とりあえず4つピックアップしてみた。
私個人の主観に照らし合わせた場合ですが、「それって人によらん??」って言いたくなるものもある。
まず1つ目の「他人に助けを求められるシチュエーション」があまり想像できない。
災害や緊急時は、誰しもが自分自身のことでいっぱいいっぱいいになるし。お金に困ったとしても、できれば友人には借りたくないよね。そもそも私が頼まれる側なら例え親友のお願いでも書類に判は押さん。
それ以外の「誰かの手を借りたい困ったこと」と言えばへやに虫が出た時くらいかなあ。
とはいえ、「今すぐ来て、虫どうにかして」って、よっぽどの深い仲じゃないと言えないよ。もう孤独がどうとか言ってないで立ち向かう勇気を出すか業者呼べるお金をどうにかしておく方が早いわ。
あと、1人では体験できないこと。もあるようでないような。逆に1人じゃなきゃ体験できないことも、あるようなないような。
うーむむむ、いたく煮え切らない感想です。
1人でも旅行にいきたきゃ、お一人さまツアーもあるし。「やってみたいけど1人じゃ恥ずかしい」なんてことも、ネットで仲間を探せる時代だしね。
「体験すること」をゴールにしたならば、1人だろうが2人だろうが、思いの強さしだいなのかなと。まるで意識高い系のようで嫌ですがそう思うわけです。
さみしさや、不安。という、人の内側から出てくる感情の部分に関しては、確かにあると思います。これは手段でどうにかなるものじゃないし。やみくもにポジティブ思考でごまかすのは、個人的に好まない。これはデメリット、ということでキープしておこう。
で、健康に悪い。これ最近になって言われ始めましたね。孤独はタバコの○倍悪いだとか。
じゃあ禁煙しなきゃ良かったわ。と思ってしまった。今まで感じた「さみしい」感情を定量化したなら、タバコの害なんて微々たるものだった可能性があるんでしょ?あー損した。禁煙して損した。
わかりし頃から「孤独貯金」だけは溜め込んだ私の健康は破綻が確定したよ。老後は燦々たるものなんですけどどうすりゃいいわけ?とまあ文句はつきませんがそれは置いといて。
ん〜〜、これも人によるんじゃないかな〜〜。どんな調査やエビデンスがあるか全然知らんけど。
あるとすると、前述した「さみしさ」による心理的ストレスと考えられるので、この2つは同じと考えても良さげです。
孤独の本当のデメリット(持論)
ここからは、孤独歴うん十年の私がたどり着いたデメリットの話。勝手な持論です。
(注)筆者の人生観が介入しまくりーのです。
「さみしい」という感情を、掘り下げてみる。
悲しい、さみしい、怒り、憂い
人である以上ネガティブな感情は湧き上がるもの。
孤独だからさみしい、不安。
ある意味健全ですよね。
孤独にただよう闇はその先だと思っていて。
・・・
さみしいがどんどん大きくなって、自分を支配した時。それが危険ゾーン。
孤独のネガティブパワーが炸裂する瞬間なんです。
そうして、さみしさに支配されると、人ってその人自身じゃなくなる気がする。自尊心もモラルもなくなっちゃうの。あ、自分のことなんですけどね。はい。
これです、これこれ。本当のデメリット。
以前、知人とこんな話をした。
心のすき間産業はなくならないね。と。
- 出会い系
- キャバクラやホスト
- ネット配信
- サークル
- テレクラ?電話系のやつ(今は別の呼び方があるのかな?)
- ギャンブルなどなど
人のさみしさが消費の一助となり、成り立つサービスをまとめて「心のすき間産業」と私たちは呼んだ。
もちろん、行く人全てが100%そうだとは言わない。ここに書いた以外にも、似たようなものはあるだろう。
前記事で1人飲みをしたと書いたけど、あれだってそうだ。スピリッツ読みたいからじゃないよ、寂しいから行ったんだ。
世の中さみしい奴ばっかりだよ。と知人は言った。
心のすき間産業は悪くない。
「さみしい」という感情をお金を払えば解消できるのなら、存分にありだ。若者風に言えばあり寄りのありってやつだ。
自分がもつコミュニティ内で、どうにかさみしさを解消するのも難しいことだ。だって、すでにある家庭や友人関係で満たされてないわけでしょう??簡単には変えられないよ。
ただ、どちらに転んでも危な気ではあって。
「さみしい」に支配された時、心のすき間産業と割り切った付き合いができるのか、という懸念。
筋肉隆々の強い男性でも、さみしいと脆く
冷静な人でも、さみしいと思考力が低下する
キャバクラやホスト、ギャンブルから抜け出せなくなるのは、そんな脆弱化したその人自身によるところが多いんじゃないかな。
たとえ心のすき間産業を利用しなかったとしても、すでに築いた人間関係でトラブルになったり、不本意ではない人間関係を築いてしまうかもしれない。
ちょっとそれますが、高齢者が詐欺にあってしまうこと。あれは情報弱者であると同時に、「さみしい」や「心細い」も要因の一つじゃないかなあ。
身内のふりをしたり、親身に話を聞いたり。そんなさみしい心にすっと入り込むような手口が多くてクッソ腹が立つ。
冷静に見れば、なぜあんなのに騙されるの??って思えてしまうけどね。さみしさが先行しているような時に、判断力がしっかりあるかなんてわからないよ。
ええと結局、何が言いたいかというと、
「さみしいが極まった時、人はどうなるかわからんよ」ということなんです。
私はこれを孤独の本当のデメリットと結論づけたのです。
まとめ
孤独から生まれるデメリットは色々あるけど、人それぞれの価値観で変わると思う。
「さみしい」という感情でさえも、人である証ととらえられなくもない。
でも、
さみしいという感情は、悪い方向に人を変える力がある。
すっごく抽象的ではありますが、
- 他人に望むようになる
- 自分自身の軸がなくなる
- 一度満たされたものに執着する
- 承認欲求ばかりが高まる
こんな感じ。
私の人生経験はゴミみたいなもんですが、そんな風に「人が変わってしまった」瞬間を見た回数はちょっぴり自信があります。とほほ。
いやー今日は暗いね!書いててすごく鬱になりました。そろそろドーナツ食べて帰ろう。それではでは。
いんふぁー
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