プリンにまつわる大発見

 

プリンて知ってますか?

そうあの柔らかくて、いやポ○モンの方じゃなくて。プリンア・ラ・モードの方のプリンです。最近プリンにまつわる世紀の発見をしたので、ぜひ(暇を持て余し中の方限定で)聞いてくださいね。

 

 

知人から手作りプリンをいただき、ホクホクしていた私。あまりスイーツは食べないけど、「手作りのプリン」は好きなんだな〜。

スーパーで売ってるプリンはあまり食べないけど手作りプリンは良い。手作りが生きるスイーツだ。まあ作ったことないけど。

似た例として、

海老は嫌いだけど「良い海老を使ったエビフライ」は人の分まで見つめてしまうくらい好きです。良い海老とは、肉厚で魚介類特有の臭みがないくらい新鮮で、ほんのり甘いもの(何様)。

だってさー、良い海老使ったエビフライと、しょぼい海老のエビフライって味違いすぎません??ああ今食べたい。良い海老使ったエビフライが食べたい。

 

プリンの話に戻ります。

私、今までプリンに謎というか、どうも納得できないことがありましてね。

 

それが

「どうしてキャラメルソースが下にあるの??」

って疑問。

 

仮にね、プッチンプリン方式ならまあ納得もできるんです。あれはお皿に移すこと前提の設計であって、自ずとキャラメル部分が上にきますからね。

でも普通の売ってるプリンって、底にいるじゃないですか。キャラメルさんが。

私、平面を維持したまま食べ進める派なんですよ。
バランスよく四方から均等に攻める。私が持つプリンの断面図は決して乱れない。

平面を保ちつつ高度が下がり続けるプリン。最後には1、2ミリの薄い壁みたいになる。これを隔てて沈むキャラメルソース。プリン膜を少し押したりなんかすると、この先にいるキャラメルソースを感じられて、ちょっと達成感がある。ふふ。

ここに至るまで、長かったなあ。やっとキャラメルソースが出てくる。

 

プリン膜がついに破れて、キャラメルソースが浸水する。プリンにおけるクライマックスどころか、エンドロールが流れ始めてからキャラメルソースが出てくる感じだ。

この時点で残りのプリンは少なく、キャラメルソースにひたひたになる。

「最下層のプリンしかキャラメルソースにつけられない」
「なんかこれって不条理な気がするけど」
「きっとそういうもんなんだ」

幼きころ、自分の気持ちに落とし所を見つけてしまったのでしょう。30年以上に渡りそれが当たり前だと思っていました。

 

それが先日、

テレビに気を取られながら、スプーンをずぼーっとプリン深層部まで突き刺してしまったわけですが・・

すると・・・

 

あれ・・・??なんかじゅわっと出てくる。

 

温泉掘り当てた???

さながら秘湯のようにキャラメルソースがプリンの下からのぼってきたんだけど!!!??

ぼんやり眺めていると、

みるみるうちに、プリンの上面からええ感じにキャラメルが行き渡ったではありませんか。

 

まさか・・これが正解なの??

知ってましたかか皆さん?
30年以上、何の疑問もいだかず「プリン膜の残骸キャラメルソースびたし」みたいな状態で食べていた皆さん(主にわたし)?

下までいかなくとも、キャラメルソースだけ滲出させればいいんですよ!

この世紀の大発見をして、私のプリンライフはこう変わった。

まず半分くらいまで食べる。
キャラメルソースまでスプーンを差し込む。
プリン全体に行き渡らせて味変する。
食べる(おいしい)

これがグッドバランスなプリンの食べ方だと思ってる、周囲の人にこの発見を細々と伝えてはいるのだけど、さほど興味は示してもらえてない。

いんふぁー